禅の心に触れる。
先日amazonで注文した「禅、シンプル生活のすすめ」が届いたので早速読んでみた。
- 作者: 枡野俊明
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2009/06/19
- メディア: 文庫
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たまたま先月まで参加していた勉強会で禅を勧められたので、どんなもんだろうという興味で購入。
そのなかでいくつか今の自分の考えに近いものや状況打破のためのヒントがあった。
いらないものを捨てる 私たちは、物事がうまくいかないとき、「何かが足りない」と思ってしまいがちです。でも、今の状況を変えたいなら、何かを「得る」よりもまず「手放す」ことが先。
とあった。これまでいろいろ業務で経験し、中途半端にいろいろできるようになったからこそ、「次のステップに進むために、新しいなにかを得なければ!」と考えて、いろいろ引き受けていた。しかし、まずは手放せるものから手放し、シンプルに物事を考えるべきだと気付かされた。別の章にあった「一行三昧」という言葉もここに通じるものを感じ、非常に共感できた。
他にも
起こってないことで悩まない 心のなかにある「不安」というもの。実は、それは実体のないものなのだと。実体のないものを恐れ、それに執着している。それがいかに空虚なものか、と。起こっていないことで悩む必要はない。今起こっていることだけを考えればいい。
や
変わることを恐れない 人生もまた同じ。それは常に移ろい、変化を遂げていくものです。年齢的な変化もあるし、環境の変化もあるでしょう。それらの変化を恐れないことです。柔軟な心で変化を受け入れ、過去に執着しないこと。変化を嘆くのではなく、そこに新たな美しさや希望を見出すこと。
など、禅の教えには「もうちょっと気楽にいこうよ」というメッセージが込められているような気がして、とても救われる。
そして、過去やこれからに想いを巡らせるのではなく、“いま”にしっかりと向き合いなさい、という大切なメッセージを受け取ることができた。
自分にとってプラスになることはどんどん取り入れていきたい。