自分の“ニーズ”を知る。
先日参加したセミナーで、周りを巻き込んでチームを動かすために必要なことについて学んできた。
いままではさまざまなフレームワークを活用し“パフォーマンスを高めるスキル”がある人材がシーダーシップを発揮できるとされていたが、最近はそれだけではなく、“人間性”が重要であるという。
そのために必要なことは“内省力”を高めること。内省とは、「自分の考えや行動などを深くかえりみること」と辞書には書いてある。それを高めることで、今まで気づいていなかった自分を知ることができ、自分の器が大きくなるそうだ。
そのセミナーの中でやったワークショップが非常に面白かった。自分が本当に大切にしている無自覚の“ニーズ”を引き出すための“エンパシーサークル”である。
数名のグループになり、まず話し手はテーマについて自分の考えや想いを話す。聞き手はそれを聞きながら、話し手の抱えている感情を事前に用意されているリストから選び出す。そして、人間が本質的に抱えている108枚のニーズカード(必ずどれかに当てはまるそう)を一枚ずつ話し手に渡す。それを渡された話し手はニーズ全体を眺めながら感想をいう、というワークだ。
※ 今回、僕の話からグループのみなさんが引き出してくれたニーズたち。
人のコミュニケーションは「言葉・思考」「感情」「ニーズ」という3段階で行っているらしく、まずは自分の想いを言葉にすることで、そこから伝わる感情の整理をする。そのうえで本来ある大切な想いを見つけることができるという体験の入り口を経験できた。
ニーズが満たされたときは「プラスの感情」、満たされていないときは「マイナスの感情」を抱きやすいということも知れた。ネガティブになったりイライラしたりするときは、どこか自分で納得していないからなんだ。「なんでなんだろ? なにを求めてるのかな?」というのを意識することが大切。
講師だった村中剛志さんの「「先読み力」で人を動かす ~リーダーのためのプロアクティブ・マネジメント~」は組織でどうマネージメントをし、メンバーのモチベーションを保つかということに関し、非常にわかりやすいことばで書かれている。
「先読み力」で人を動かす ~リーダーのためのプロアクティブ・マネジメント~
- 作者: 村中剛志
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プロアクティブにタスクを管理するポイントは、緊急に飛び込んでくる仕事を減らし、そのかわりに緊急でない重要な仕事を優先して実行すること
先ほどの感情のこともそうだけど、どんなことでも、基本的だけどなかなか実行しにくいことを意識していかなければと改めて思う。