自分のストーリーを話す。
久しぶりに自分の人生について話す機会があった。
自分がなにを考えているのか? その考えや想いの源泉はどこにあるのか? 相手に伝えながら自分で整理することができた。
今日、聞かれたことは
- あなたにとって大きく影響を与えた出来事を3つあげてください。
- あなたが“ほんとうに大切にしている想い”や“突き動かしている原動力”はなんですか?
- それを大切にする理由や原体験は?
- その想いを実現するために取り組んでいることは?
- 成長するってどういうこと?
という5点。
非常に意識が高く、難しい質問。こういうことってふだん考えたり振り返ったりすることはほとんどなくて、常に意識するのは難しいことだと思う。でも、今日話していて「だからこそちゃんと考えないといけないな」と思った。
自分がなにを大切にしているのか理解する。
日々生活していて、仕事も忙しいと立ち止まることはなかなかできなくなってくる。しかも、そんな生活が数年も続けば、それに慣れ、それが当たり前だと思うようになってしまう。
でも、仕事をするうえで大切なことって「なぜそれを自分がやるのか?」ということだと思っている。
サイモンシネックの「Whyから始めよ!」にもあるように、人は「How」や「What」ではなく、その人の「想い」に動かされるんだと思う。
- 作者: サイモン・シネック,栗木さつき
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
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僕自身、それに最近ようやく理解することができ、その「Why」を持つキッカケとなった原体験に気付くことができた。「Why」やその人の個性・在り方というのは、心の奥底にあるもので、幼少期などのまだ自我がしっかりしていないころの体験などに起因していることが多いという。
僕もまさしく原体験は幼いころにあった出来事だった。幼いころのコミュニティの在り方がいまの自分のやりたいことと直結しているのだ。
…ということもあり、今日はそこの原体験のエピソードを話していた。
さらに別ものがあるのでは?
そんななかで聞き手の方に聞かれたことでハッとしたことがあった。僕は将来的に地元に帰りたいという想いがあるのだが、それは今までの友人や親の影響だと思っていた。しかし
- もし友人がいなかったら地元に帰らないのか?
- もし親がいなくても地元には帰るのか?
ということを聞かれたとき、「いや、それでも帰りますね」と答えていた。そう思ったときに、もしかしたら僕の原体験や想いのほかに別の感情があるのでは?と感じた。まだそこははっきりしていないのだけど、次に意識するとこはそこだと思う。
はじめまして…だからこそやるべきことだと思う。
今日話したことで本当にいろいろな発見があった。いままであまり意識していなかったことが、もしかしたら自分の感情の大きな部分を占めているのかもしれない。
表面的な自己紹介ではなく、内面を探ることは組織・チームのなかで積極的にやるべきだと思う。まずは、お互いのストーリーを知り、相手がどんな経験をし、その経験をした結果、どのように思考するようになったのか。それを初めに知ることで、その後の信頼関係は圧倒的に向上するような気がする。