新米とうちゃんの子育て記録

2016年9月7日に息子が生まれた新米とうちゃんです。

奥さんが子育てに悩んでるなら「産後ケアセンター」をオススメします。

先週末、妻が息子を連れて「産後ケアセンター」に2泊3日で泊まりに行きました。「子育てがなかなかうまくいっていない」というのと「寝不足などで疲れがたまりすぎている」という妻からのSOS。たまたま僕も泊まり込みで仕事があったため、そのタイミングで行ってみよう、というのがキッカケでした。

母親と赤ちゃんが一緒に過ごせる宿泊型ケア施設

産後ケアセンターとは、 産後ケアセンターとは 一般社団法人 日本産後ケア協会 にあるように、

出産後の育児支援を目的とし、母親と赤ちゃんが一緒に過ごせる宿泊型ケア施設のことです。 個室が基本で、リラックスした時間が過ごせるようシステム化されており、夫や子供など家族と一緒に宿泊できるスペースも完備されています。 看護師、助産師を中心に臨床心理士、産後ケアリスト®などの専門職が24時間体制で産後ママのケアにあたります。産後ケアセンターでは、産後ママの休養と体力回復に向けてさまざまケアと癒しのプログラムを提供します。

という施設。今回うちがお世話になったのは、世田谷区にある

武蔵野大学附属施設 産後ケアセンター桜新町 -Postpartum Care Center-

でした。

ここは、世田谷区民だと「産後ケア事業」のサポートを受けることができ、従来の利用料の10分の1程度の金額で利用することができます。

行く前は「行って意味あるのかなぁ」「息子が環境変わって、ずっと嫌がってたらどうしよう」などと心配していた妻でしたが、サポートが良かったようで、本当に生き生きした表情で帰ってきました。帰り道、2駅分くらい散歩しながら3日間の様子がどんな感じだったか聞きました。

とにかく明るい助産師さん

ケアセンターで働かれている助産師さんはベテランの方が多かったそうで、とにかくみなさん豪快。乾燥していたせいかずっとカサカサだった息子の顔を見て、「保湿してあげればもっとイケメンになるわよー!」と言いながらワセリンをガシガシと塗りたくり、あやすのも全力。それにつられて息子もたくさん笑っていたそう。

やはり経験豊富なだけあり、さまざまなアドバイスもいただけました。なかなか寝付けないときの「うつ伏せ寝」の仕方や、いままであまり上手にゲップをさせてあげられていなかったのですが、そのやり方だったっり。

息子はもう新生児じゃない!

そろそろ2ヶ月になる息子はに対し、僕らはどう接したらいいのかわからずにいた部分がありました。「なかなか寝付いてくれない」「ミルクもあんまり飲んでくれないから体重の減りが少ないんじゃないか」。そんな心配をずっとしていたのですが、助産師さんの一言で「なるほどなぁ」と思うことがありました。

「もう2ヶ月になるんだから、新生児のときのように寝てばかりだと飽きるでしょ? もっとたくさん散歩にでかけていろんなものを見せてあげないと」

あぁ、たしかにそうだよな。この2ヶ月間、最近は僕が休みのときは一緒にお出かけしてたけど、それでもほとんど布団の上で天井を見てるだけだもんな。そりゃ飽きてグズるよなぁ。

これからは、短い時間でも、できるだけ散歩に連れて行ってたくさんのものに触れさせてあげようと思います。

いろんな母子がいる!

妻が滞在した3日で15組くらいの母子が常に滞在していたらしく、同じような月齢の子どもを持つ母親同士の交流も良かったようです。多くの方は産後すぐに滞在されていたそうで、息子は少し大きなほう。息子が笑顔で動いているものに反応している姿を見て、他の母親から「あと少ししたら、うちもあんな感じになるんですねぇ!」と言われたり、息子が他の子と目を合わせながらふたりで「あうあう」会話してたりとか。

評判を聞きつけて、わざわざ他県からいらしている方もいたり、月齢が同じくらいというだけで年齢も住んでいるところもバラバラな方たちといろいろ話せたのはいい経験だったようです。

人見知りな妻は、帰り道「すごく気に合いそうな方がいたんだけど、どうしても連絡先をきけなかった…」と悔やんでいました。また似たような機会があれば、次はちゃんと聞けるといいね。がんばれ、妻。

「行って良かった!」と。

何より、帰ってきた妻の表情が明るくなり、いままで悩んでいたことやうまくいってなかったこともあまり気にしなくなりました。

できないのは仕方ないし、できるようになってることはたくさんあるんだから、できるだけ、「うまくいってること」に目を向けるようになった印象があります。

母のネガティブな感情や行動は子どもは敏感に察知します。いままでそれが原因でうまく子育てができていなかったこともあったんじゃないかな。

今回の3日間の滞在は妻にとっても息子にとっても、とても良い時間だったようです。

産後ケアセンターは全国にありますし、もし子育てに悩まれていて、それをサポート・相談できる相手がまわりにいないのであれば、ぜひオススメです。