奥さんが子育てに悩んでるなら「産後ケアセンター」をオススメします。
先週末、妻が息子を連れて「産後ケアセンター」に2泊3日で泊まりに行きました。「子育てがなかなかうまくいっていない」というのと「寝不足などで疲れがたまりすぎている」という妻からのSOS。たまたま僕も泊まり込みで仕事があったため、そのタイミングで行ってみよう、というのがキッカケでした。
母親と赤ちゃんが一緒に過ごせる宿泊型ケア施設
産後ケアセンターとは、 産後ケアセンターとは 一般社団法人 日本産後ケア協会 にあるように、
出産後の育児支援を目的とし、母親と赤ちゃんが一緒に過ごせる宿泊型ケア施設のことです。 個室が基本で、リラックスした時間が過ごせるようシステム化されており、夫や子供など家族と一緒に宿泊できるスペースも完備されています。 看護師、助産師を中心に臨床心理士、産後ケアリスト®などの専門職が24時間体制で産後ママのケアにあたります。産後ケアセンターでは、産後ママの休養と体力回復に向けてさまざまケアと癒しのプログラムを提供します。
という施設。今回うちがお世話になったのは、世田谷区にある
武蔵野大学附属施設 産後ケアセンター桜新町 -Postpartum Care Center-
でした。
ここは、世田谷区民だと「産後ケア事業」のサポートを受けることができ、従来の利用料の10分の1程度の金額で利用することができます。
行く前は「行って意味あるのかなぁ」「息子が環境変わって、ずっと嫌がってたらどうしよう」などと心配していた妻でしたが、サポートが良かったようで、本当に生き生きした表情で帰ってきました。帰り道、2駅分くらい散歩しながら3日間の様子がどんな感じだったか聞きました。
とにかく明るい助産師さん
ケアセンターで働かれている助産師さんはベテランの方が多かったそうで、とにかくみなさん豪快。乾燥していたせいかずっとカサカサだった息子の顔を見て、「保湿してあげればもっとイケメンになるわよー!」と言いながらワセリンをガシガシと塗りたくり、あやすのも全力。それにつられて息子もたくさん笑っていたそう。
やはり経験豊富なだけあり、さまざまなアドバイスもいただけました。なかなか寝付けないときの「うつ伏せ寝」の仕方や、いままであまり上手にゲップをさせてあげられていなかったのですが、そのやり方だったっり。
息子はもう新生児じゃない!
そろそろ2ヶ月になる息子はに対し、僕らはどう接したらいいのかわからずにいた部分がありました。「なかなか寝付いてくれない」「ミルクもあんまり飲んでくれないから体重の減りが少ないんじゃないか」。そんな心配をずっとしていたのですが、助産師さんの一言で「なるほどなぁ」と思うことがありました。
「もう2ヶ月になるんだから、新生児のときのように寝てばかりだと飽きるでしょ? もっとたくさん散歩にでかけていろんなものを見せてあげないと」
あぁ、たしかにそうだよな。この2ヶ月間、最近は僕が休みのときは一緒にお出かけしてたけど、それでもほとんど布団の上で天井を見てるだけだもんな。そりゃ飽きてグズるよなぁ。
これからは、短い時間でも、できるだけ散歩に連れて行ってたくさんのものに触れさせてあげようと思います。
いろんな母子がいる!
妻が滞在した3日で15組くらいの母子が常に滞在していたらしく、同じような月齢の子どもを持つ母親同士の交流も良かったようです。多くの方は産後すぐに滞在されていたそうで、息子は少し大きなほう。息子が笑顔で動いているものに反応している姿を見て、他の母親から「あと少ししたら、うちもあんな感じになるんですねぇ!」と言われたり、息子が他の子と目を合わせながらふたりで「あうあう」会話してたりとか。
評判を聞きつけて、わざわざ他県からいらしている方もいたり、月齢が同じくらいというだけで年齢も住んでいるところもバラバラな方たちといろいろ話せたのはいい経験だったようです。
人見知りな妻は、帰り道「すごく気に合いそうな方がいたんだけど、どうしても連絡先をきけなかった…」と悔やんでいました。また似たような機会があれば、次はちゃんと聞けるといいね。がんばれ、妻。
「行って良かった!」と。
何より、帰ってきた妻の表情が明るくなり、いままで悩んでいたことやうまくいってなかったこともあまり気にしなくなりました。
できないのは仕方ないし、できるようになってることはたくさんあるんだから、できるだけ、「うまくいってること」に目を向けるようになった印象があります。
母のネガティブな感情や行動は子どもは敏感に察知します。いままでそれが原因でうまく子育てができていなかったこともあったんじゃないかな。
今回の3日間の滞在は妻にとっても息子にとっても、とても良い時間だったようです。
産後ケアセンターは全国にありますし、もし子育てに悩まれていて、それをサポート・相談できる相手がまわりにいないのであれば、ぜひオススメです。
みんなで子どもを育てる、昔のご近所付き合い。
我が家より10日ほど早く出産をした先輩ママさんに会いました。そこは夫婦共に友人で、予定日も2日しか変わらず、出産した病院もたまたま一緒という奇遇。しかも隣駅に住むご近所さん。お互いに妊娠していくことを知り、「誕生日まったく一緒だったりしてね!」と話していました。
今回会ったのは、お仕事で。他にお願いできる方が見つからず、「さすがにまだダメだろうなぁ」と思いながら声をかけたら快諾。実家が近いのでお母さまに少し見てもらうとのこと。そのときは「やっぱ近くに親が住んでるといいなぁ」とちょっと思いましたね。
久しぶりに会ったら話の内容も変わる!
彼女と会うのは1年ぶりくらい。久しぶりだったので仕事の空き時間にいろいろとお話。話題はすべて子どものこと。以前は、お互いに「とにかく仕事!」みたいな感じだったので、なんだかか新鮮な気分でした。新たに共通の話題ができるというのは付き合い方も変わってくるなぁと。
みんなで育てる。
「仕事の本格的な復帰ってどうすんの?」という話のなかで話が盛り上がったことは「保育園問題」。僕の妻も彼女もフリーランスなので、保育園に入るには条件的に厳しい。しかも、住んでいるのは待機児童の多い世田谷区。
我が家はとりあえず11月から始まる募集に申し込みはするつもりですが、おそらく無理だよね…ということで、ベビーシッターを探したり、僕の働き方を在宅勤務を多めに変えていくしかないという話をしています。
彼女のところはどうするのかな?と思い聞いてみたら、「もう絶対に無理だから、自分で作ろうかと思ってる」と面白い返答が。
働きたくても保育園に預けられなくて働けない人達が周りにも多いから、そういう人たちのために保育施設を作るのは面白いんじゃないかと。
それは、まさに僕もずっと考えていたことでした。
世の中には、働きたくても保育園に預けられなくて働けない“能力のある”女性はたくさんいます。特に周りにフリーランスで働いている方が多い環境なのでなおさら。
そんな方たちを見てずっと思っているのは「みんなで面倒見ればいいんじゃない?」ということ。
僕が幼いころは「みんなで育てる」という感じがまだあったような気がします。特に社宅に住んでいたこともあるのかもしれませんが、同じ敷地内に同級生や同い年くらいの子がたくさんいました。たまに母が用事で出掛けないといけないとき、近所の幼馴染の家で一日中遊んでいたし、ご飯も食べさせてもらってました。もちろん逆にうちでみんなで遊ぶことも。いたずらして近所のおばちゃんにメチャクチャ怒られたりもしました。そんな感じで、「地域で子育てをしている」という経験をしているので、「みんなで面倒見ればいいんじゃない?」という考えは、結婚する前からずっと感じていました。
そうすることで、子を持つ大人が働きやすい環境もできるし、子どもたちも楽しく安全に育つことができると思うんですよね。
これからは地域的コミュニティ化が進んでいく。
これは、今後の自分自身の働き方にも関わってくることだと思っています。今後、世の中は少しずつコミュニティ化が進んでいくような気がしています。いまはシェリングエコノミーなど流行っていますが、それは“嗜好的”なつながり。共通の興味関心がある人たちが物や空間を共有しています。
それがもう少し浸透してくると、“地域的”なつながりというのが見直されてくるんじゃないかと思うんです。その地域にある「ヒト・モノ・コト」が機能的につながるだけではなく、感情的にもつながっていく状態ができればなと考えています。
というのを考えていたら、久しぶりに思い出したので、ちゃんと読んでみようかなと備忘録。
ゲマインシャフトとゲゼルシャフト―純粋社会学の基本概念〈上〉 (岩波文庫)
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赤ちゃんの視力ってどれくらい?
最近、表情が増えてきたのか、たくさん笑うようになりました。
昨日、お散歩に行ったときにもらった小さな風車を吹いてあげたら、今までで一番の笑顔を見せてくれ、夫婦でご満悦。
でも、カメラ向けると全然笑ってくれないんですよね…。
そもそも、息子はなにに反応して笑ってるんだろうなぁ。音なのか顔に当たる風なのか。風車がクルクル回っているのは認識してるんでしょうか。
視力はまだ全然ない!
生後1・2ヶ月頃の視力は0.01~0.02くらいで、20~50cmくらいのものをじっとみつめるようになります。
なるほどね。まだまだ、いまの時期はまだまだ見えてないんですね。
新生児の笑顔は“本能”!
では、笑顔はどうなのでしょう? また子育てハックさんですが、
生理的微笑は生後0~2ヶ月にみられる赤ちゃんの本能的な行動で、「自分が笑うことで周囲が優しくしてくれる」という、自己防衛手段だと考えられています。
こちらもまだまだ自分の意思・感情で笑っているというわけではなく、本能的な行動だったんですね。
どちらにしろ、まだしっかりとものを認識し、それが周囲の影響で起こっている現象というわけではないのですね。
「早くとうちゃんの顔を認識しておくれ」という気持ちで毎日顔を近づけたいと思います。
夫婦で交換日記を始めました
子育て開始1ヶ月を過ぎた頃から夫婦で完全非公開でブログを始めました。
主には息子の記録。その日の授乳時間やミルクの量、排便の回数などを記録し、あとは息子の様子をそれぞれの目線から書き留めるようにしています。
妻の不安を吐き出すために始めてみた。
そもそもなぜ始めようかと思ったかというと、妻がとてもナーバスになっていたから。
もともと完璧主義なところのある妻は自分のなかで「こうあるべき」という想いが少し強いようです。その結果、なかなか上手くできなことにイラだち、息子がどうしてグズっているのか分からないことにものすごい不安を感じていたようです。
生後1ヶ月までは義理の母が身の回りの世話をしてくれていましたが、いよいよ3人の生活が始まるというときに、「どうしても2人になるのが不安…」と言ってくれました。
そこで、僕の仕事に行っている間の様子やその時の感情をとにかく書き留めてもらい、それに対して僕がコメントをする、という交換日記のようなブログをスタートすることにしたのです。
妻の想いを理解してなかった。
初めての妻の投稿には、自分自身の身体も出産でボロボロのなかスタートした子育てに対する不安が綴られていました。それは、僕も何度も聞いていた不安ではあったけど、改めて文字でまとめられた想いを読んだとき、胸を締め付けられました。
それからも息子と向き合っているなかで感じたことや、仕入れた情報をこまめに書いてくれ、ようやく僕も妻の想いを知ることができたように思います。
それまでは、わかったつもりで、自分の目線からしか妻の想いを汲み取ってあげられてなかったんですよね。
今日の息子
そのほかにも、毎日の記録は「今日の息子(← ほんとは名前)」というタイトルで、天候と授乳時間、排便の回数を記録し、それぞれが気づいた息子の様子を書くようにしています。
これをすることで、日々の成長が見えるし、「あれ? いつミルクあげたっけ?」みたいなときにも気軽に確認できるので非常に楽になりました。
いつかは3人の交換日記に。
いまは、日々のことの記録帳になっていますが、もう少し経てば、これも思い出帳として「あのときこんなことあったよね」と懐かしめるようになればと。そして、いつかは息子も入れて3人の交換日記になればいいなと思っています。