読書リスト(2016年1月)
今年からその月に読んだ本をリストとしてまとめていこうかと思う。あとから振り返って、どのタイミングでどんな本を読んでいたのかわかるし、「なにが良かったのか」や「なにを感じたのか」をわかりやすく伝える練習にもなりそう。(※ 読むたびに追記していきます)
1. 無駄な哲学(1月1日読了)
2016年最初に読んだのはふかわりょうさんの「無駄な哲学」。もともとメルマガで配信されていたコラムをまとめて再編集したものだそうで、彼の考えていることや見えているものを知ることができる。さすが音楽をやっているだけあって(?) 、とにかく文章のリズムが良いと思った。そして、見ている世界が面白いなぁと思う。何気ない日常をドラマティックに描くのではなく、あくまで日常を描いている感じ。個人的には「一膳と言えない男」と「一枚のティッシュ」が好き。
2. アジャイルサムライ(1月3日読了)
- 作者: Jonathan Rasmusson,西村直人,角谷信太郎,近藤修平,角掛拓未
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2011/07/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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僕の担当しているプロジェクトに新しくメンバーが入ることになった。2015年後半までは“ほぼひとり”のプロジェクトだったので、あまり必要性を感じていなかったのだが、人数も増えてきたので改めてアジャイル開発の基本をおさらいしようと思って再読。そのチームでの向いているプロジェクトの進め方があるので、すべてに完全同意とはもちろんいかないけど、全員が同じ方向を向き、適切に振り返るためにはすごく有効な手段だと思う。そんな基本を振り返ることができる本。
3. マンガでやさしくわかるU理論(1月4日読了)
昨年に知ったU理論の概要がわかる入門書。2016年の目標を立てるために再読。U理論は「対象のものを観察し、その一番奥にある想いを知る」ための方法(という僕の認識)。もともとはオットーシャーマーが唱えた理論を、わかりやすく解説している。マンガで具体的なシチュエーションが描かれているので、非常に理解しやすい一冊。
4. コミュニティデザインの時代(1月7日読了)
コミュニティデザインの時代 - 自分たちで「まち」をつくる (中公新書)
- 作者: 山崎亮
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2012/09/24
- メディア: 新書
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コミュニティデザイナーの山崎亮さんの本。モノを作るだけのデザインに疑問を持っていたときに読んだ僕の人生を変えた本。仕事のヒントになるかと思い再読。これを読んだ当時は、具体的にどんなことをしたのか?という部分に面白さを感じたが、再読して、彼の人やコミュニティと向き合う距離感がすごいなと思った。すごくポジティブな意味で人や街と距離を置いてるなぁと。あくまで街の人が自分たちで課題を解決するためにサポートをしているという距離感が今回は非常に勉強になった。
5. 日本語の作文技術(1月14日読了)
新聞記事として文章を書き続けていた著者が、具体的な事例を交えながら「読みやすい文章」「誤解されない文章」の書き方を解説しています。折を見て確認するには最適な教科書だと思います。
6. グロースハッカー(1月20日読了)
グロースハックとはないか? という基本概念が書かれています。グロースハッカーという存在を知らなかった方にはすごくタメになる本。知っている方にとってはおさらいするにはいいのではないかと思います。
7. WHYから始めよ!(1月26日読了)
- 作者: サイモン・シネック,栗木さつき
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2012/01/25
- メディア: 単行本
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人は「どんなことができるのか?」というHOW・WHATではなく、「なぜそれをやるのか?」というWHYに心が動かされる…ということを解説しています。自分が大切にしている“想い”や自分の関わっているビジネスの目的を見失いかけている方にはぜひ読んでもらいたい一冊。
8. きみは赤ちゃん
芥川賞作家・川上未映子さんの出産と子育てに関するエッセイ。訳あって途中で読むのをやめました(続きはまた今度…)が、命を授かった喜びや出産に対する不安など、彼女の心の動きがリアルに描かれています。これから母になる方、そして出産を控える妻を支える旦那さんにも読んだ方がいいと思います。