新米とうちゃんの子育て記録

2016年9月7日に息子が生まれた新米とうちゃんです。

『きみは赤ちゃん』を読んでみた。

 妻が知り合いから川上未映子さんの『きみは赤ちゃん』を借りてきたので、僕も少し読んでみた。

きみは赤ちゃん

きみは赤ちゃん

 

 これは作家の川上未映子さんの出産・育児に関するエッセイ。さすが芥川賞作家だけあって、すごく読みやすいし、その時々の心模様がすごくわかりやすいです。

男にはわからない苦悩があるんだ!

出産・子育てには積極的に関わっていきたいなと思っているけど、どうしても理解・共感できないことがある。それは、身体の変化のこと。

 できることは最大限サポートしてあげたいけど、お腹に命を宿すことができるのは女性。それによって起こる身体の変化は聞いてあげることはできても、共感することはできないんですよね、どうしても。いま妻が苦しんでいるつわりもそうだし、このあとお腹が大きくなっていく様子なども内側を感じられるっていうのは本当にすごいことだなぁと思います。

なにも問題なく生まれる保障はない…。

これも本を読んで改めて考えさせられました。「出生前検査を受ける」という章で、川上さんが出生前検査を受けるを受けるかどうかを葛藤している様子が綴られています。これは僕ら夫婦もいずれ考えないといけないタイミングがあるんだろうし、そのときに僕らはどのような決断をするのだろう…。エッセイ中にある、

おなかの赤んぼうは 100%こちらの都合でつくられた命で、 100%こちらの都合で生まれてくるのだから、それならば、われわれはその『生』を100%無条件で、全力で受け止めるのが当然じゃないのだろうか。それが筋、ってもんじゃないのだろうか

というのは、本当にそのとおりだなと。どんな状況であれ、我が子は我が子ですしね。

これから僕らはたくさんの経験をする。

エッセイを読みながら、当たり前だけど、まだまだ僕らは出産に向けて歩き出したところなんだなと感じました。父親として、これからたくさん悩んでたくさん経験しないとと思います。

つづきはタイミングをみて…。

読み進めているうちにエッセイに共感できない&理解しきれない部分が少しずつできてきました。それはエッセイ自体が面白くないわけではなく(むしろ面白い)、僕がそこまでの経験をしていないので、いまの僕には想像ができない状況がたくさんあったから。

ということで、エッセイのつづきは、僕らがその状況におかれたら読んでみようかな。